チョーヤ梅酒株式会社(本社:大阪府羽曳野市、社長:金銅重弘)では、和歌山県紀州産南高梅の漬け込み作業を5月31日より開始しました。
今年は3~4月の気温が低かったことで、梅の作柄は通年より遅れ気味ですが、適度な雨量により遅れを取り戻しながら順調に生育しており、当社ではほぼ昨年と同時期から漬け込み開始となりました。
当社の漬け込み作業は以降※「梅酒の日」でもある6月11日を過ぎた中旬をピークに約一ヶ月続きます。
当社では、国産梅のみを使用しております。国内の梅の種類は多品種にのぼりますが、当社は「梅酒」に適した和歌山県紀州産南高梅をはじめ、古城梅、白加賀梅など数品種の梅を使用しております。特に紀州産南高梅は果肉が厚く、酸度が高いのが特徴で、当社では全体の60~70%がこの紀州産南高梅を使用しています。
農家で手摘みされた梅はJAを通して出荷され、工場に着くと洗浄され、最大10万リットルの容量が入る大型タンクに仕込まれます。大型タンクは伊賀上野工場、紀州工場、大阪川向工場合わせて約450基あり、梅の産地や品種、熟度等によって分類されており、約1年間じっくり熟成させます。
※「梅酒の日」
一般的に、入梅(にゅうばい:雑節の一つで、立春から数えて135日目、太陽黄経が80度となる毎年6月10日か11日)以降の梅は熟度も高く、梅の加工に適していることから、当社では6月の入梅の日を「梅酒の日」と制定(日本記念日協会認定)しております。